第六回 裕の会展 2015.11.5~8 於 創画廊

出品者の言葉

DSCN0587 「 静物 」油彩・F6

夜明けの光を描こうと思いました。まだ暗い内に起きて、キャンバスを立て、描き始めようとすると、暗くて手元が良く見えない。明かりを付けると、せっかくの光が台無し。止む無く、ただただ見て記憶に留めるしかありませんでした。

以前先生が 「普段よく目にするものは描き易い」
とおっしゃっていました。この言葉は私にとって大発見です。一緒に暮らす猫、毎日座る椅子、電気スタンドややかんまで、ナルホド目に映る身近なものは、目の前に無くてももそこそこ描ける。

ものを見る、観察するという事は、絵を描く上でとても役に立つ事なのだなぁと、日々感じております。(石山さん)

DSCN0565 「 古本屋さんにて 」水彩・F4

水彩画を習い始めて半年ほど経ちました。
当初は見える色を作ることが中々出来なかったり、
画用紙に少し色を加えたつもりが下の色と混ざり、広まる滲みを見ては悩むものでした。

塗ればと何か分かるかもと思い、挑戦してみたものの
後戻りできない結果となることが多かったです。

展覧会に出品するにあたり、水彩画の作品に満足できるか不安はありましたが、
題材を探す内に今回も鳥を描きたくなり、
2年ほど前に街で偶然出逢ったインコを描いて出品することに決めました。
当時は丁度こちらを見て微笑んでいる様な表情をしていたので、写真を撮らずにはいられませんでした。
作品ではインコも人と同様に嬉しそうな表情をするという事を伝えたかったです。

好きなものを描いている時間は短く感じられます。
社会人になってから自分の時間に集中できる事が少ないため、限られた時間で満足感を得る事はとても貴重な経験です。

白い一枚の紙に生まれた風景を鑑賞する事は、作者が想像する世界の一部を小さな窓から眺めているものだと私は思います。
時間が経ってから改めて作品と向き合った時に、今とは違った解釈をして楽しみたいです。
そのためにもこれからも沢山の絵を描きがなら学んでいきたいです。 (星野さん)

 

第6回展を終えて   講師 大岩 志匡

昨年と同じ18名による展覧会となった第6回展。メンバーは4名が入れ替わり展示作品から受ける印象は昨年とは違うものがありました。

例年、出品者全員、作品にタイトルをつけます。自作にタイトルをつける、これは小説や映画にタイトルをつけることと同じことでしょう。自分が映画監督になったつもりで自信をもってつけることです。描いている時「何を大切にしたか」「どのような想いを作品に込めたか」等、思い返し、じっくり考え自ら決定しなくてはなりません。

「アフリカの大地に生きる」「古都の夢」「森の花壇」これらはいずれも今回の展示作品タイトル。決して難しいことを述べているわけではありませんが、シンプルでかつ想像力をかきたてられ、とてもうまいつけ方だと思います。

タイトルに関連して作品のテーマについて。何を描くか、これはとても大切なことです。「本当に描きたいものは何か」もう一度、自分に問いかけてみて下さい。

初出品の方4名、6年連続で出品している方4名でした。今回、また新たな課題が見つかったことと思います。

期間中、今年も雨が降りました。来年こそは良い天気に恵まれますように。

2016年度 10月10日~10月15日

展示作品

DSCN0599 「お昼寝」パステル 8号変

全体をモノトーンにし、色彩に工夫がみられる。四隅まで丁寧な仕事ぶりに好感が持てる。サインの入れ方に注意したい。離れてみて目立ち過ぎないように。

IMG_5132 (1) 「森の花壇」油彩・F20

人物の配置、構成が良い。積極性が感じられるようになってきた。右の二人の人物には目鼻口は描かれていない。三人の女性は言葉を交わすようでもない。作者は現実の人物ではなく、幻想的な世界を表現しようとしている。左下の青が少し生っぽく見える。(寸評 大岩)

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展示風景

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